不規則活用シリーズ、今回はパッチムが脱落するㅅ不規則活用を書いていこうと思います。
ㅅ不規則活用とは
1、基本の活用
単語の語幹末がパッチム「ㅅ」で終わる動詞に「-(으)」や「-아/-어 」のような母音が続く場合、パッチムの「ㅅ」が脱落します。
(例)젓다「かき混ぜる」→「(-으)면」がつくと저으면「かき混ぜれば」、「(-으)니까」がつくと저으니까「かき混ぜるので」、「-아/-어 요」がつくと저어요「かき混ぜます」となります。
基本の活用の単語は젓다「かき混ぜる」のほかに、짓다「建てる、(文、名前を)作る」、낫다「治る、より良い」、붓다「はれる、注ぐ」、긋다「(線を)引く」などがあります。
2、例外の活用
パッチムが「ㅅ」でも웃다「笑う」、벗다「脱ぐ」、씻다「洗う」は規則的に活用し、웃다→웃으면、웃어요、벗다→벗으면、벗어요、씻다→씻으면、씻어요と変化します。
ㅅ不規則活用学習ポイント
不規則活用の形を作るとき、パッチム「ㅅ」はなくなるのだから、「(-으)면」、「(-으)니까」などの活用形で語幹にパッチムがあるときにつける「-(으)」はいらないのかと思ってしまうのですが、脱落してもパッチム「ㅅ」はあると考えて活用形を作る必要があります。
語学学校の先生からは、パッチムがあると仮定して活用の形を考え、最後に「ㅅ」をとるようにすればいいと教えてもらいました。
例えば낫다「治る、より良い」の活用形を作る場合、낫다→낫으면とパッチムがある状態での活用形を作り、最後に「ㅅ」を取り、나으면とします。
私の場合、ㅅ不規則活用を覚えたばかりのころは「-(으)」をつけて活用形を作っていたのですが、しばらくたってからレッスンでㅅ不規則活用の形を問われたときに「-(으)」をつけるのを忘れてしまうということが何度かあったので、意識して覚えることをおすすめします。
コメント