今回は動詞や形容詞につけて名詞化する「-기」と「-(으)ㅁ」について書いていこうと思います。
1、名詞形語尾「-기」
-기は「~すること、~であること、~さ」などにあたる表現で、動詞や形容詞などにつけて名詞化します。
計画や予定のメモ・規則、標語・ことわざのような文で終止形として使われ、ある情報を伝えたり、一般化された事実であることを表したりします。
主に「좋다(いい)、쉽다(たやすい)、좋아하다(好む)、어렵다(難しい)、힘들다(難しい)、바라다(願う)、싫어하다(嫌う)、시작하다(始める)、역속하다(約束する)、정하다(決める)」などの用言と一緒に文中の名詞節としても使われます。
例 아침 에일찍 일어나서 강아지 와 산보하기.
「朝、早起きして犬と散歩すること。」(計画や予定)
교통질서 시키기.「交通ルールを守ること。」(標語)
울며 겨자 먹기.「泣きながら芥子を食べること。」
(「いやなことをやむを得ずする」ということわざ)
아이가 당근을 먹기 싫한다.「子どもがにんじんを食べるのをいやがる」
2、名詞形語尾「-(으)ㅁ」
-(으)ㅁは「~こと」にあたる表現で、動詞や形容詞などにつけて名詞化します。
確定した事実や完了したことのメモ・通知・報告文などに終止形として使われ、ある事実や情報を知らせたり、記録したりする場合に使われます。
また、「분명하다 (明らかだ)、틀림없다(間違いない)、아려지다(知られる)、밝혀지다(明らかになる)、알다(わかる)、알리다(知らせる)、주장하다(主張する)확실하다(確実だ)、느끼다(感じる)」など一緒に文中の名詞節としても使われます。
例 아침 에일찍 일어나서 강아지 와 산보함.「朝、早起きして犬と散歩した。」(完了したこと)
다음 주에 시험 이씀.「来週に試験アリ。」(確定した事実)
소문이 사실임을 아랐다.「噂が事実であることがわかった。」
未来のニュアンスが入っている場合は-기、すでにやったことなど過去のニュアンスが入っている場合は-(으)ㅁを使うと覚えておくのがお勧めです。
語学学校では用言と一緒に用いられる場合、「~であることが」と訳せるのは-(으)ㅁ、「쉽다(たやすい)」と一緒に使われたら「~しやすい」、힘들다(難しい)と一緒に使われたら「~しにくい」と訳せるのは-기だと、訳からどちらを使うのか考えると覚えやすいと教えてもらいました。
この方法で覚えるのもわかりやすいですね。
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