こんにちは。
8月末だというのに毎日暑い日が続いてますね。
私は10月の受験に向けて、今日からTOPIK用の勉強を始めています。
7月11日に受験したTOPIKでは5級に合格できたので、5級取得までの学習法とおすすめの教材について書いていこうと思います。
合格時の点数は듣기70点、쓰기50点、읽기80点、合計200点です。
4月のTOPIKで4級に合格したときの点数は듣기72点、쓰기36点、읽기74点、合計182点だったので、듣기は2点ダウン、쓰기は14点アップ、읽기は6点アップし、合計18点得点アップすることができました。
5級合格までに使った教材と勉強法
3級合格時までに使っていた教材
3級合格時まで使っていた教材は「新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKⅡ」、「韓国語能力試験TOPIK I II 必須単語5700」、「MP3付 第35回+第36回+第37回+第41回 韓国語能力試験過去問題集 TOPIK II 」です。
3級受験時は「新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKⅡ」はすべての問題を解き、テキストに掲載されている中級ランクの単語を暗記しました。
「韓国語能力試験 必須単語5700」は1周し、「MP3付 第35回+第36回+第37回+第41回 韓国語能力試験過去問題集 TOPIK II 」は過去問を1回解きました。
4級合格時まで使っていた教材
3級合格時に使っていたテキストの中で4級合格に向けて引き続き使ったのは、「新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKⅡ」です。
3級受験時は中級の単語まで暗記し、今回は上級単語まで暗記をしました。
4級合格時は上級を狙っていたので、3級合格時に使っていたテキストに加え、新たに以下の8冊のテキストをやりました。
「韓国語能力試験TOPIK I II 必須単語6200」
この単語集は3級の勉強をしていたときに使っていた「韓国語能力試験TOPIK I II 必須単語5700」の改装版です。
新たな語彙が入っているとのことだったので、テキストを買いなおし、2周しました。
この単語集は見出し語と簡単な例文で構成されており、音声もダウンロードできます。
私はテキストを見ながら単語も例文も一緒に発音して覚えるようにしていました。
発音を確かめながら学習ができるのが知識の定着にとても効果的だと感じました。
「韓国語能力試験TOPIK II 中・上級完全対策」
中・上級レベルのTOPIK IIの問題形式、出題傾向を解説し、それに沿った練習問題と模擬試験3回分が収録されています。
このテキストは正解の導き出し方がていねいに書かれているので、問題の解き方のコツをしっかりつかめます。
この問題集をやることで効率的に問題を解く方法がわかり、問題を解くスピードアップがしました。
「韓国語能力試験 HOT TOPIK 2 (読解)問題集 改訂版 (韓国語)」
3級に合格時に듣기は64点だったのに比べて 읽기 点数が54点と低く、過去問や模擬試験の点数もいまひとつだったので読解力強化のためにこのテキストをやりました。
解説もすべて韓国語ですが、解説がとてもわかりやすく書かれているので勉強しずらいと感じることはなかったです。
テキストを進めているうちに実力がついてきたと実感しましたし、テキストを全部終えた後、過去問や模擬試験を解いてみたら点数が上がっていました!!
「NEW TOPIKII 3級~6級 読解編 (韓国語能力試験合格対策講座2 <改訂新版>)」
中級から上級レベルの学習者を対象に、既出の読解問題を類型別にまとめて分析し、読解問題の出題内容、問題レベルが体系的に把握できるようになっています。
問題類型別に頻出する内容や学習すべき主要事項は「合格資料」として掲載されているので、問題別の内容と傾向、頻出語句、頻出選択肢、頻出文法事項などをまとめて学習することができます。
このテキストは覚えなければならない文法や単語がたくさん掲載されており、問題数も多いので読解の力をアップするのにかなり役立ちました。
3級合格後、このテキストで勉強をした後のTOPIKでは읽기は20点点数をアップさせることができたのですが、読解対策として「 韓国語能力試験 HOT TOPIK 2 (読解)問題集 改訂版 (韓国語) 」とこのテキストの学習効果が出たのだと思っています。
かなりのボリュームがあるテキストなので時間の余裕を持って取り組むのをお勧めします。
「目指せ! 中級突破「前田式」韓国語 パワーアップドリル」
3級に合格したとき듣기は一番点数が取れていて、2020年秋にハングル検定2級を受けたときにもリスニングの点数が合格ラインに達していたので、읽기や쓰기よりも得意なのかなと思っていました。
でも、ハングル検定2級の受験時に問題文をしっかりと聞き取れていないと感じたので、TOPIK2対策もかねてリスニング強化をしようとこのテキストを始めました。
テキストの内容はディクテーションとシャドーイング、音読を徹底的にやることでリスニング能力をアップさせるというものなのですが、以前英検の勉強をしていたときシャドーイングと音読がリスニング能力をアップさせる一番の方法だと感じていたのでこのテキストで勉強することに決めました。
テキストの形式は問題文を4回聞いてそれぞれ聞き取れた部分を色分けして書いていくというやりかたで聞き取りの力をアップするというものです。
テキストの後半は聞き取る文が長くなり、流れてくる音声を4回聞いてもほとんど書き取れないということになってきたので、勉強法を自分なりにアレンジしました。
まず、聞き取りができればいいのだからと考え、1回目は書き取りをせずに問題文を集中して聞いてどんな内容なのか把握することにしました。
また、問題文全部を一気に聞いて書き取るのも無理だと思ったので、スラッシュリーディングの区切りごとに聞いて書き取るという方法にしました。
4回聞くという原則は守ろうと思ったので、書き取りのために聞く音声は3回とし、最初に聞き取れたものは黒、2回目に聞き取れたものは緑、3回目に聞き取れたものは青で書き、最終的に赤で添削していました。
韓国語をひたすら聞いて書き取るというなかなかハードなテキストですが、テキストが終わるころには耳が韓国語の文を聞くことになれてきたと感じました。
あと最初の数行の文がわからないと聞き取りを諦めてしまう傾向があったのですが、このテキストをやることでわからない単語があっても諦めずに聞いているうちに何を言っているのかわかるようになるという体験ができました。
3級合格時の듣기の点数は64点、4級合格時は72点ですから、このテキストを勉強した効果は確実にあったと思います。
今回受験したTOPIKでは듣기は70点と2点下がってしまいましたが、これは試験当日体調が悪く、集中できなかったのが原因だと思っています。
体調がいまひとつでも70点は取れるのだと考えるようにしています。
テキストの著者の前田先生のアドバイス文に音読を50回以上すると上級への扉が開くあったので、6級を目指している今は、10月までに音読50回を目指してテキスト2周目をやっています。
「韓国語能力試験TOPIK II 作文完全対策」
쓰기の点数の低さを何とかしなければと思って最初に手にしたテキストです。
私の場合54番の意見文が大の苦手で、TOPIKの勉強を始めたころは問題文を読んでもどう答えていいかまったくわからないという状態だったので、日本人学習者向けに作文を日本語で考えるというところからスタートするというこのテキストを選びました。
日本語で考えた内容を韓国語で表現するためのポイントも紹介されており、とても勉強になりました。
作文に使える文中・文末表現がまとめられているのもよかったです。
意見文特有の言い回しも丁寧に解説されているので、TOPIKⅡの作文は決まりごとが多すぎてどうやって勉強したらいいかわからないと思っている皆さんにとくにお勧めです。
6級を目指している今も、このテキストに掲載されている作文によく使われる表現を暗記し、学習しています。
「韓国語能力試験TOPIK II 作文問題対策」
쓰기の問題をたくさん解き苦手意識をなくそうと思って始めたテキストです。
このテキスト一冊で74問(筆者調べ)の問題が掲載されています。
大量の問題を解いているうちに、쓰기への苦手意識が減らすことができ、資料をまとめて書く53番の問題と意見文の54番の問題に良く使われる表現が身についてきたと感じました。
また、53番と54番の問題については、得点別に解答例が2つ提示されているので、自分の実力に合わせてどのような解答を書けばいいか目安を立てられるのもよかったです。
問題数が多いのでTOPIK2初心者にはハードルが高いテキストかもしれませんが、徹底的に쓰기の勉強をと思っている皆さんにはとてもお勧めの対策本です。
「韓国語能力試験 HOT TOPIK 2 書き取り 2018年12月改訂版 New」
このテキストはTOPIK2の書き取り対策として一番使われているものだということなので、とても気になっていました。
ただでさえ苦手な쓰기の勉強をすべて韓国語でできるかなとちょっと不安だったのですが、このテキスト同じシリーズの韓国語能力試験 HOT TOPIK 2 (読解)問題集 改訂版もとても良かったので、チャレンジしてみることにしました。
掲載されている問題は100問以上あるので、幅広い範囲の問題をカバーすることができますし、解説がていねいでみやすくてとてもよかったです。
53番の表やグラフを見て答える問題、54番の意見文の解き方の解説部分に原稿用紙に書かれた模範解答が掲載されているのですが、重要な表現の部分は太字になっているため、ここの表現を押さえればいいのだと一目でわかるのがとてもよかったです。
また、この問題集の54番の模範解答はシンプルでわかりやすいのでとても参考になりました。
韓国語を読むのに慣れてきたかたにお勧めのテキストです。
5級合格時まで引き続き使ったテキストとプラスした勉強法
引き続き使ったテキスト
4合格時まで使っていたテキストで5級合格時まで引き続き使っていたのは、 韓国語能力試験 HOT TOPIK 2 書き取り 2018年12月改訂版 Newです。
7月受験時の1ヶ月前まではハン検2級受験の準備をしていたので、TOPIK受験用の勉強する時間は1ヶ月しかありませんでした。
そこで、苦手な쓰기の得点アップに焦点を当てようと、このテキストに掲載されている53番と54番に使われている主な表現を暗記しました。
53番はグラフの数値の変化を表す表現や接続詞を中心に暗記し、54番は導入部の文や接続詞、どんな問題にも使える結びの文などを暗記し、できるだけなめらかに論旨を展開できるよう心がけました。
導入文とまとめの文の基本形を暗記しておくと、それだけで安心して書き始めることができるのでお勧めです。
新しく取り入れた勉強法
You Tubeで쓰기の過去問の解説を見る
You TubeでTOPIK関連の動画を検索していたら、 쓰기 の過去問の解説動画をいくつか見つけました。
自分が受けた回の 쓰기 の解答を解説している動画があったので、動画を見て解答を書き取るという勉強をしていました。
解説する講師によって解答の内容が違うので、同じ回のものをいくつか見て2個以上解答を書き取るようにしていました。
解説を見ながら解答を書き取ることで、頭の中が整理され、どんな論旨で展開していけばいいのかがよく理解できたので、この方法はとてもお勧めです。
ほとんどの解説が韓国語なのですが、「ハナ外語」 の動画は講師の先生が日本語で解説してくれるので、とても助かりました。
「辛いケーキ」さんの 「辛いケーキの韓国語能力試験(TOPIK2)作文対策/スギ対策쓰기 対策」の動画も見ました。
쓰기戦略を立てる上で参考になることがたくさんありました。
過去問をひたすら解きまくる
この方法は前々からやってみたかった勉強法です。
듣기と읽기はStudy TOPIK 한국어학습というサイトで6年分の過去問を解ける(2024年12月7日現在このサイトで過去問は掲載していないです)ので、5年分の過去問をやりました。
このサイトは正解をマークしていくもので、解答をとくまでにどれだけ時間がかかったかも教えてくれます。
全部解答をとき終わって결과 보기というボタンをクリックすると、正解の部分が緑になり、間違って解答した部分は赤で表示されます。
サイトを開けばすぐ問題に取りかかれますし、結果もすぐにわかるのでとてもやりやすかったです。
過去問は以前からやっていたので、ほとんどの過去問が解くのは2度目か3度目というものでしたが、調子が悪いときでも70点後半、調子がいいときは90点台が取れることもありました。
実際の試験では初めて解く問題ばかりなので、過去問よりは低い点数になりましたが、点数が上がったのでこの勉強法はお勧めです。
あと、このサイトで過去問を解く場合、正解をクリックしていくだけなのでマークシートを塗りつぶす本番よりも早い時間で終わります。
私は今回は本番の感覚により近づくために、このサイトの過去問をもう一度解くことにプラスして過去問をコピーしたものを使い、マークシートを塗りつぶすという方法で過去問を解くという勉強法も取り入れようと思います。
まとめ
今回はTOPIK専用の勉強をする時間が1ヶ月しかなかったので、苦手な쓰기と過去問を解きまくるという対策を立てたのですが、この方法は正解でした。
1ヶ月の勉強で쓰기 の得点を14点アップさせることができたのは、解答の解き方のコツがつかめたのと語彙力がアップし、設問の単語がすべて理解できたことが大きいと思います。
今回の 쓰기 の54番の問題はゲームに関するもので、何とか書けそうだと思ったので、600字書き切ろうと頑張ったのも、得点アップにつながったと思います。
4月の受験以後、TOPIK専用の単語集はやらなかったのですが、6月のハン検のために目指せ! 中級突破「前田式」韓国語 パワーアップドリル“>「目指せ! 中級突破「前田式」韓国語 パワーアップドリル」 の2周目をやり、聞き取り力強化を目指します。
6級合格までには쓰기の点数も足りないので、引き続き 쓰기 の強化も頑張ろうと思います。
この記事がTOPIK5級を目指す皆さんの役に立てれば嬉しいです。
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